第1戦は、松山遥希がダブルウイン!!
日本初開催、FIM MiniGPジャパンシリーズ第1戦が茨城県・筑波サーキット コース1000でついに開幕した。天気予報に反して午前中は雨が残り、気温も低かったため、なかなか路面は乾かずフリー走行は3本中2本がウエットタイヤでの走行となった。午後からは天気も回復し、予選、決勝とさわやかな青空のもと、ドライコンディションで争われた。
2回行われた公式予選は、1回目がレース1、2回目がレース2のグリッドを競い、#15松山遥希が2セッションともトップタイムを記録。周回数も抑えており、レースに向けてタイヤマネジメントも、うまく進んでいた。
レース1は、予選2番手グリッドの#04国立和玖が好スタートを切り、まずはトップに立つ。これを#02池上聖竜、#12濱地柊音、#15松山、#07齊藤太陽と続き、レース序盤は5台がトップグループを形成。ここから#15松山が1台、また1台とかわし順位を上げ2番手に上がると1コーナーから3コーナーまでで#15松山が前に出るが、立ち上がりでクロスラインを取った#04国立が抜き返しトップをキープ。この2人の後ろに#02池上が続き、三つ巴のトップ争いとなっていた。
レース中盤からバックマーカーが出始めると、#04国立が引っかかっているうちに#15松山が前に出ていく。その後、#15松山は、うまくバックマーカーをかわし、その差を広げていく。#04国立、#02池上も単独走行となっていく。そして残り3周を切った15周目に3コーナーで転倒があったため赤旗が提示。14周終了時でレースは成立となり#15松山が記念すべきFIM MiniGPジャパンシリーズ最初のウイナーとなった。2位に#04国立、3位に#02池上と続いた。4位争いは、#07齊藤が制し、#12濱地、#09中谷健心の順でゴールした。
レース2も#04国立が好スタートを見せホールショットを奪い、#15松山、#02池上、#12濱地、#07齊藤、#09中谷と続いていく。3コーナーのブレーキングでは、早くも#15松山が仕掛け、#04国立をパス。#04国立もクロスラインを取ろうとするが#15松山が抑える。オープニングラップは、#15松山が制し、#04国立、#02池上、#09中谷、#07齊藤、#12濱地、#03森山浬、#13吉原寅之介、#08知識隼和と続いて2周目に入っていく。
#15松山は積極的にレースをリードし、#04国立、#02池上、#07齊藤も必死についていきトップグループを形成。#04国立も、すぐに仕掛けていき#15松山をかわしてトップに立つ。レース中盤になるとトップ争いは#04国立と#15松山、3位争いは#07齊藤と#02池上の、それぞれ一騎打ちとなる。
レース終盤に#15松山が前に出ると、そのままトップをキープしてチェッカー。見事ダブルウインを飾った。#04国立も2戦連続2位。3位争いは#07齊藤が制し、#02池上が4位となった。5位に#12濱地、6位に#08知識、7位に#03森山、8位に#09中谷、9位に#12吉原、10位に#11石川蒼太と続くトップ10となった。
写真:レース1表彰台
レース1・レース2 優勝 #15松山遥希
「ダブルウインできて、すごくうれしいです。桶川テストでは、苦戦していたので、なおさらうれしいです。今回は、とにかくマシンに慣れることを重点的に考えて走っていたら、早い段階でいいレベルで乗れるようになったので、よかったです。レースでは、ちょっと欲を出してしまったところがあったので、反省点をしっかり反省して次戦も勝ちたいですね」
レース1・レース2[2位] #04国立和玖
「連続2位で悔しい展開でしたし、バックマーカーをうまくかわせなかったのが反省点です。次回のもてぎショートコースは、走ったことはないのですが、松山選手に今度は勝てるように精一杯走ります。応援してくださった皆さん、ありがとうございました」
レース1[3位] #02池上聖竜
「フリー走行からペースをうまく上げることができませんでした。レース1は、何とか3位に入ることができたのですが、レース2は、抜かれてから、どう仕掛けていくか考えることができていなくタイヤも厳しかったのですが自分の実力不足で勝負することができませんでした。次戦は優勝を狙いたいです」
レース2[3位] #07齊藤太陽
「オバーレの乗り方も、かなり理解できてきたのですが、自分に合っていないバイクでタイムを出すことが今回はできませんでした。あとフリー走行、予選でタイヤを酷使してしまったこともレースの敗因になってしまったので、次戦のもてぎは、その辺りを改善したいですね」
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