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松山遥希が開幕4連勝を達成!

2022年5月14日(土)・15日(日)

栃木県・モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース

開幕戦から約1カ月のインターバルで迎えたシリーズ第2戦。舞台は、栃木県・モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース。ここも他のコースに負けず劣らずテクニカルなレイアウトだ。今回は、もてぎショートコース選手権との併催となったため、土曜日にフリー走行を行い、日曜日に公式予選を2回、決勝レースを2回というスケジュールとなった。


土曜日のフリー走行1本目はウエットコンディションからスタート。転倒が多かったため、プロジェクトマネージャーでありアドバイザーでもある長島哲太がマシンセットの変更を指示。フリー走行2本目は、雨は止んだもののウエットタイヤで出走。3本目はドライコンディションで走ることができていた。




このフリー走行でも、開幕戦でダブルウインを達成した#15松山遥希がリード。ベストタイムは44秒542。これに#04国立和玖44秒793、#07齊藤太陽44秒853と44秒台で続いていた。




日曜日は曇り空となり、午前中は気温も上がらなかったが、ドライコンディションでの公式予選となった。ここで気を吐いたのが#02池上聖竜だった。前日のフリー走行では、1回目、2回目とマシントラブルでほとんど走ることができなかったが、予選1回目では44秒512でレース1のポールポジションを獲得。予選2回目でも44秒516で2番手と好グリッドを確保。予選2回目では#07齊藤が44秒317という最速タイムをマークしレース2のポールポジション。レース1では3番手につけ、こちらも好調だ。フリー走行をリードした#15松山は、予選1回目が2番手、2回目が3番手と、しっかりフロントロウにつけた。#09中谷健心、#08知識隼和、#04国立も44秒台に入れ、開幕戦以上の混戦になることが予想された。

 

RACE.1

レース1は、いきなりアクシデントで始まった。#13吉原寅之介がエンジンストールし、後続の#16今井勝也が接触してしまい2台が転倒。#13吉原は再スタートしたものの、#16今井は、そのままDNSとなってしまう。


好スタートを切ったのは#02池上。#15松山、#07齊藤と続くが、2コーナー立ち上がりで#07齊藤が、さらに3コーナーへのブレーキングで#04国立が#15松山をかわしていく。最終コーナー手前の複合コーナーでは、#15松山が#04国立を抜き返し、オープニングラップは、#02池上、#07齊藤、#15松山、#04国立の順でコントロールラインを通過。2周目に入っていく。2周目の1コーナーから2コーナーでは、#04国

#15松山と#07齊藤を一気にかわし2番手に浮上。トップを走る#02池上のテールをマークしていく。#07齊藤は、ペースが上がらずトップグループは、#02池上を先頭に#04国立と#15松山が形成し、序盤から44秒台中盤から前半というハイペース。


5周目のWコーナーでは、2番手につけていた#04国立が痛恨の転倒。そのまま悔しいリタイアとなってしまう。#02池上がトップを走り、2番手の#15松山の背後には#07齊藤が迫って来る。#07齊藤は、7周目にファステストラップとなる44秒046をマーク。トップ3は44秒台前半という予選を上回るペースで三つ巴のバトルとなっていく。勢いに乗る#07齊藤は、3コーナーで#15松山をかわし2番手に上がるが、#15松山もすかさずヘアピンで抜き返す。そして最終ラップの3コーナーで#15松山が#02池上をかわしてトップに立つ。最終コーナーでは、#02池上が#15松山のアウトから仕掛けていくが、痛恨のコースアウト。#15松山がトップでゴールし、#02池上は#07齊藤にかわされ3位となった。4位に#08知識、5位に#09中谷、6位に#05立野礼恩と続いた。

 

RACE.2

レース2は#15松山がホールショットを奪い、#07齊藤、#02池上、#04国立、#05立野、#19飯高新悟と続いていく。ヘアピンのブレーキングで#02池上が#15松山をかわしてトップに浮上。#02池上は、そのままオープニングラップを制し、レースをリード。一方の#15松山は、#07齊藤と#04国立にかわされ4番手に下がってしまう。トップグループは#02池上を先頭に#07齊藤と#04国立が続いていたが6周目の最終コーナー手前の複合コーナー立ち上がりで#04国立が転倒。このアクシデントのために赤旗が提示されレースは中断される。


残り7周で再スタートが切られると再び#02池上がリード。2番手に#07齊藤がつけ、#15松山も息を吹き返す。#08知識、#19飯高もトップグループについていく。#19飯高が徐々に遅れ、トップグループは4台に絞られてくる。


ここまでレースを引っ張ってきた#02池上だったが、ヘアピンで振られ痛恨のコースアウト。すぐに復帰するものの4番手に落ちてしまう。さらにトップに追いつこうとペースを上げるが残り2周の1コーナーで転倒を喫してしまう。


これでトップに立ったのは#07齊藤。#15松山と#08知識が続き、レース終盤に突入する。#15松山は、#07齊藤をかわしてトップに立つと、そのままチェッカー。見事開幕4連勝を飾った。#07齊藤は、2番手でゴールするものの、黄旗追い越しがあり、3ポジションダウンのペナルティで5位。2位に#08知識、3位に#9中谷となり、初表彰台を獲得した。#19飯高は4番手でゴールしたが、赤旗中断前の周回数が1周足りず11位。4位は#13吉原となっている。

 

FIM MiniGP Japan Series 2022

第2戦 モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース

結果


写真:レース1表彰台

レース1・レース2 [優勝] #15松山遥希


「今回は、うまくタイムを出せず公式予選はあまりいい状態ではありませんでした。ただ課題はハッキリしていたので、レースで修正すればいいと思っていました。レース1はギリギリでしたが、勝つことができました。レース2は、赤旗があったので運がありました。結果は最高でしたが、課題が残ったので、次戦はさらに、いい走りができるようにしたいですね」













レース1[2位] #07齊藤太陽


「レース2の予選では、MiniGPのアドバイザーの皆さんのアドバイスを生かし初めてポールポジションを獲得できました。レース1は課題であったスタートも成功し、最終的に2位でゴールできました。レース2は、赤旗中断があり、再スタート後も3台でのトップ争いを繰り広げ2番手でゴールしましたが、イエローフラッグ無視のペナルティで5位になってしまいました。このようなミスを次戦以降しないようにして、優勝を目指します」











レース1[3位] #02池上聖竜


「レース1はいい状態でレースをリードできたのですが、追いつかれてしまい。最後に仕掛けたのですが、うまくいかず悔しい3位でした。レース2も赤旗出るまでは、いいフィーリングで走ることができていました。再スタート後もトップを走っていたのですが、ヘアピンでリアがロックしたようになってハイサイドしかけたのですが、何とか転倒せずに済みました。4番手に下がってからも、何とかトップに追いつこうとしたのですが、焦りもあって1コーナーで転んでしまいました。エアバッグのおかげで全くケガはありませんでした。気持ちを切り換えて次回こそ勝てるように挑みます」








レース2 [2位] #08知識隼和


「レース2はスタートで出遅れてしまい、前にいた2台をなかなか抜けずにいました。ようやく抜けたら目の前で転倒があり赤旗中断でした。2度目のスタートは、うまくいって前の3人に頑張って、ついていきました。池上選手が転倒しそうになってコースアウトして3番手に上がり、そのままゴールできました。最後に自己ベストも出すことができたので調子はよかったと思います。次戦も、もてぎなので、予選から上位につけられるように頑張ります」











レース2 [3位] #09中谷健心


「スタートで出遅れてしまったのですが、実は1速が壊れていたので、2速で発進していました。レース2は、集中して走ることができ、5番手でゴールしたのですが、ペナルティがあり3位になることができました。次回も、もてぎですし、マシンもいい状態になると思うので、もっといい走りをして、また表彰台に上がりたいです」












 

FIM MiniGP Japan Series 2022

暫定1位 松山 遥希 (Matsuyama Haruki)



暫定ポイント・TOP3

※ 第2戦終了時の正式結果

順 位

ポイント

ゼッケン

選手名

1

80

15

松山 遥希 (Matsuyama Haruki)

2

56

7

齊藤 太陽 (Saito Taiyo)

3

43

2

池上 聖竜 (Ikegami Seiryu)

第2戦 モビリティリゾートもてぎ 北ショートコース ショートムービー





FIM MiniGP Japan Series 2022


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RACE RESULT

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